ニューヨークの国連ビルでの初の本格ロケというふれこみだが、実際にロケに使われたのは、通訳室などを除けば、ほとんど観光客対象のガイドツアーで自由に歩けるところばかり。2002年3月のニューヨーク訪問で私もこのガイドツアーに参加し、よくニュースや映画などに登場する国連総会会場、安全保障理事会会議場などを見て回った。実際に国連総会が行われていたり、安全保障理事会が行われていたりすると、会議場は見れないらしい。
ガイドしてくれたのは、3月なのに、なぜか浴衣姿の20代の日本女性だった。国連の日本人スタッフだという彼女は「民族衣装を着てガイドする人が多いですよ。浴衣は日本の民族衣装ですから」と、セーターやコートなど防寒対策ばっちりの日本人観光客を前に元気いっぱいだった。案外知られていないのだが、国連ビルの地下には大きな土産品店があって、世界各国のグッズや国連の切手などを買うことができる。ここはオススメだ。
この映画では、来訪者の手荷物検査、身体検査をメインホール入口で行っていたが、実際にはあの場所では荷物検査は行われていない。一般の観光客は、屋外に設置されたテントで荷物、身体検査を受けることになっていた。建物内では、自爆テロなどでドカンときた場合、建物自体に大きな損害を与えかねないからだ。
さて、肝心の映画の方だが、期待しない方がいい。前半の1時間は、盛り上がりのないだらだらとした展開で、後半もほとんど見せ場はなかった。脚本も悪いし、予算もないんだねというのが感想だ。製作予算のほとんどが2人の大物俳優のギャラに消え、脚本にもロケにも使えるお金はありませんというような映画になってしまった。がっかり。二度と観ることはないでしょう。
一流の脚本家に頼めば、ギャラは大物俳優並みに高額だろうし、限られた予算の中で大物俳優をとるか、一流脚本家をとるか、究極の選択である。大物俳優の演技にはあたり外れはないだうし、確実にお客さんを呼べるけど、一流の脚本家とはいえ作品には出来のよしあしがあるからね。まあ難しいところだな。ギャラの高い大物俳優はひとりに絞り、脚本にもっとお金を注ぎ込めば、いまよりは面白い映画になっていたかもしれない。あなたなら、ニコール・キッドマンとショーン・ペンのどっちを選ぶ?
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雨にかすむ国連ビル。左に見える白いテントが手荷物・身体検査場(2002年3月撮影)
勝手に評価★★★ (★5つが満点)




ブログすごい興味深く拝見させていただきました。実際に国連本部に行かれたことがある方の話は初めてで面白かったです。
「アメリ」お好きなんですね!私も好きな映画です。あの撮影現場も行ってみたいなーと思いつつ時だけが過ぎてます(><)!
TBありがとうございます。
こちらからもさせていただきました。
国連の内部の記事、楽しく読ませて頂きました。地下のお土産屋さんに行ってみたいです。行かれたときは何か面白いものがありましたか?
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!
八ちゃんだったら、もちろんキッドマン選びます。あのミステリアスな彼女を普通っぽく演じるのは他にはまだ見当たらない…
(単なるファンひいきです)
初の国連ロケと言ってもツアーで行けるんですか…。
そういえば映画の中で観光っぽい光景があったかも。
やはり行ったことのある方の記事を読めると映画もまた違えて見えますね。
映画の内容はもう少しヒヤヒヤとスカッとする場面のメリハリが効いていれば
良かったかなと思いましたね。
先ほどコメントを送信したところ、エラーが出たため再送信したのですが、結局同じものが2度送信されてしまいました。すみません!
大変お手数ですが、一方を削除していただけますでしょうか? 申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
自分の映画の記事の書き出しを統一しようと「〜を観た」を「〜を観て」に変更して保存したら、私の手違いでまたTBを飛ばしてしまいました。すみません。
昨日は邦画を観てきました。またお邪魔します。